アプリを使ってアイテムの写真を撮るだけで買取価格を提示してもらえ、金額に同意すれば即時入金してもらえる現金化アプリ。
ここではそんな現金化アプリを利用するときに気をつけたいポイントや、おすすめの現金化アプリをご紹介しています。
ブランド品や使わなくなったスマホなどを現金化するには、リサイクルショップや買取専門店にまで持っていく必要があります。
都会ならそのようなお店がたくさんありますが、地方ですと買取してもらうのに少し大きな街まで移動しなくてはいけません。
交通費も時間もかけてリサイクルショップに持っていったら、思ったような値段にならなかったなんてこともあります。
このように実店舗での買取が難しいという人におすすめなのが、スマートフォンひとつでアイテムを売却できる現金化アプリです。
ここでは現金化アプリの特徴や利用するにあたっての注意点と、おすすめの現金化アプリを4種類ご紹介していきます。
現金化アプリってどんなサービス?
現金化アプリは、手持ちのアイテムの写真だけで買取査定してくれるサービスで、アイテムを送る前に買取代金を入金してくれるサービスです。
数分でお金を手に入れることができるため、すぐにでもお金が必要だという人に最適です。
ただし、買取価格はそれほど高くなく少しでも多くの現金を手にしたい場合には、お店での買取査定のほうが適しています。
さらに現金化するには、アプリから銀行口座に出金をしなくてはいけません。
平日15時以降や土日には翌営業日まで現金化できないなどのデメリットもあります。
現金化アプリを利用する流れ
現金化アプリと聞くと「それって安全なの?」と思うかもしれませんが、その実態は不用品の買取を行うアプリです。
ただし普通の買取とは違って、アイテムが相手に届く前に、その買取代金が支払われるという特徴があります。
通常はスマホなどで撮影したアイテムの写真から仮査定を行い、示された想定の買取額に同意した場合にアイテムを送ります。
そして届いたアイテムを本査定して買取金額が決まります。
この方法では、アイテムが移動する時間を待たなくてはいけないため、現金がいつ手に入るか分かりません。
そこで現金化アプリは利用者を信用して、写真だけで査定を行ってその金額に同意して売却を決めたら、まずお金を払うという方法を採用しています。
全体の流れを簡単に説明します。
- アイテムの写真を撮る
- 査定額が提示される
- 査定額に同意したらその場で支払われる
- アイテムを発送する
写真を撮って査定してもらうだけですので、現金化するのに数分しかかかりません。
リサイクルショップや買取専門店に持ち込むよりも、短時間でお金を手にすることができるということで若者を中心に利用者が年々増えているサービスでもあります。
ただし、この方法ですと入金されたのに出荷しないという詐欺が発生することがあり、サービスによって利用者の大半がアイテムを送ってこなかったというトラブルもありました。
その結果、様々なサービスが短期間で撤退しています。
それでもまだサービスを継続している現金化アプリがありますので、その中でもおすすめのアプリを次章でご紹介していきます。
おすすめの現金化アプリ4選
現金化アプリは利用者のモラル低下のため、かなりの企業が撤退してしまい、現在も利用できるアプリはかなり絞られてしまいました。
とはいえ、かなりの現金化アプリが淘汰された中でも、生き残っているわけですから、利用者も多く安心して利用できるアプリばかりです。
その中でも、特におすすめできる現金化アプリを4つご紹介していきます。
CASH
現金化アプリの代表ともいうべき存在がCASHです。
アプリを使って売りたいアイテムの写真撮影をすると、画面に査定金額が表示されます。
これに同意すれば、その場でスマホアプリのウォレットに反映され、後はアイテムを2週間以内に送るだけで現金化が完了します。
ウォレットに貯まったお金は、登録した銀行口座に振り込むことができます(引出手数料250円)。
買取アイテムとしてはブランド品がメインで、その他にスマートフォンやタブレットなどのガジェット、金券や外貨だけでなく、iOS版アプリであれば車の現金化も行えます。
車の現金化以外では1つのアイテムの最大買取額が2万円になっていますが、「あとでCASH」機能を利用すると、アイテムを細かく査定してもらえ、アイテムによっては2万円以上の価格で買取してもらえます。
アイテムの発送のためにコンビニなどに行く必要もなく、指定した日時に自宅まで宅配業者が集荷に来てくれるため、手間を掛けずに売却できます。
現金化までの手順がとても簡単ということで、多くの人が利用している人気の現金化アプリです。
買取アイテム | ブランド品、スマートフォン、タブレット、金券、外貨、車 |
買取上限 | 2万円(あとでCASHなら上限なし) |
利用料金 | 引出手数料250円・送料380円(北海道・沖縄・北東北は580円) |
そっきん
そっきんはCASHに似た現金化アプリで、売却する自分のアイテムを選択したうえで写真撮影を行い、表示された査定金額に同意すれば即時キャッシュ化されます。
後は指定配送業者にアイテムを引き渡すだけで現金化が完了します。
CASHがブランド品の買取を得意としているのに対して、そっきんはブランド品は取り扱わず、パソコンやガジェット、楽器などのアイテムを買取対象としています。
以前はデータベースにあるアイテムしか現金化できませんでしたが、個別査定機能を搭載したことで、データベースにないアイテムも査定してもらえるようになっています。
買取額の上限が15万円と高額に設定されており、さらには集荷のための梱包資材も用意してもらえるといった特徴があります。
スマートフォンやパソコン、家電など中古市場で高値買取を期待できるときにおすすめの現金化アプリです。
買取アイテム | パソコン、ガジェット、楽器、家電等 |
買取上限 | 15万円 |
利用料金 | 振込手数料210円(1万円未満) |
ONE
ONEは上記の現金化アプリとは少し種類が違って、高額な現金を手に入れるのではなく、毎日コツコツ数十円を貯めていく現金化アプリです。
Twitterのトレンド1位になり、メディアでも取り上げられたので覚えている人もいるかもしれません。
現金化できるのはレシートなどの画像で、1枚1〜400円で現金化できます。
さらにアンケートもありこちらは30〜100円もらえます。
画像の買取上限が1日5枚までとなっていますので、1日に数十円程度しか現金化できませんが、コツコツ積み上げていけば、1年で1万円以上の金額になることもあります。
今すぐにお金を手にしたいという人には向いていませんが、レシートをもらう機会が多く、コツコツ貯めるのも好きというのであれば、遊び感覚でお金を貯められますのでおすすめです。
買取アイテム | レシートなどの画像 |
買取上限 | 1日5枚 |
利用料金 | 換金手数料200円 |
ゲオスグ
ゲオスグは2021年9月をもってサービスが終了しています。
ゲオスグは、レンタルビデオ・リユースショップのチェーンストア「ゲオ」がリリースしている現金化アプリです。
買取アイテムはゲームソフトやゲーム機本体、そして音楽CD、DVD、ブルーレイに限定されます。
CASHやそっきんのように、売却に同意したらすぐに入金されるわけではなく、集荷されたのが確認されたあと、5時間以内に登録している銀行口座に振り込みしてもらえます。
手早く集荷してもらえば、即日入金も可能で簡単に現金化できます。
買取をするのが全国展開をしているゲオですので、安心して利用できるというメリットもあります。
初回の買取上限が2万円までで、1回の買取額の下限が1500円という制限がありますが、ゲームや音楽アイテムをたくさん持っているという人におすすめです。
買取アイテム | ゲームソフト、ゲーム機本体、CD、DVD、ブルーレイ |
買取上限 | 5万円(初回は2万円) |
利用料金 | 換金手数料250円 |
現金化アプリを利用するときの注意点
現金化アプリはとても便利ですが、利用するにあたっての注意点が2つあります。
- 査定ありの買取のほうが高くなる
- アプリ内から出金しないと現金化できない
それぞれの注意点について、詳しく説明します。
査定ありの買取のほうが高くなる
現金化アプリは不用品の買取アプリだとお伝えしましたが、アイテムを見て査定できないため、買取価格は実店舗で査定をしてもらったときよりも、どうしても安くなってしまいます。
写真ではわからない傷などがついている可能性もありますし、衣類なら汚れがあることも考えられます。
さらには出荷してくれない人も一定数いるため、どうしてもリスク回避のために高額な査定額をつけることができません。
お店への持ち込みでの査定なら、アイテムの状態を確認できますし、アイテムを確実に引き取れるため査定してもらったアイテムに見合った金額を提示してもらえます。
現金化アプリは、手軽にお金を手にすることができますが、1円でも多く手に入れたいというケースには向いていません。
いますぐお金が必要なら現金化アプリ、1円でも高く売りたいなら実店舗と使い分けるようにしましょう。
アプリ内から出金しないと現金化できない
ここでご紹介したアプリですと、ゲオスグ以外はアプリ内にアイテム代金が支払われますので、現金にするには自分の銀行口座に振り込みする必要があります。
銀行にもよりますが、口座振込ですので15時を過ぎると振り込まれるのが翌日になる可能性があります。
もちろん土日も反映されませんので、すぐに現金を手にすることができると思っていたのにできなくて困ることがあります。
このようなことにならないように、利用する現金化アプリの仕組みをきちんと理解して、最適な方法で現金化を行ってください。
まとめ:すぐにでもお金が必要なら現金化アプリもあり
現金化アプリはアイテムを写真撮影するだけで買取価格を提示してもらえ、同意すればすぐに代金を支払ってもらえる画期的なアプリです。
いますぐお金が必要というのであれば、最短で現金を手にすることができる方法です。
ただし、店舗での査定額よりも買取価格が低くなってしまうので、少しでも高く売りたいという場合には適していません。
さらに、現金化をするにはアプリ内から銀行口座に出金しなくては現金を手に入れることができないなど不便な点もあります。
お金が必要になるまで時間があるならリサイクルショップや買取専門店で査定してもらい、いますぐお金が必要で、なおかつ銀行口座の振込時間に間に合うようであれば、現金化アプリを使うなど、上手く使い分けて資金調達に活用しましょう。